FIAT ムルティプラ ミッションO/H

新在庫、ムルティプラのミッションオーバーホール作業に取っ掛かりました。

a0257092_1674471.jpg

a0257092_167815.jpg


症状は、4速にシフトすると跳ね返されてシフトが出来ない。

4速が使えない。

だったのですが、バラしてすぐに
原因が判明!

4速ギアのニードルベアリングが粉々に粉砕されて、無くなっていました。。。

危うく、3速のベアリングも本体の樹脂が溶けて、粉砕される寸前!

危ない危ない。。


a0257092_16145132.jpg

a0257092_16151035.jpg


理屈としては、4速のギアのベアリング破損に伴いギアにガタが出る。
そこにシフトしようとしても、ギアにガタがあるので、
上手くかみ合わずギアが跳ね返される。
と言う流れです。


こうなった原因として考えられるのが、

FIATのほとんどの車種はブーツにベアリングが付いていて、ブーツ本体は
回転しません。


そのベアリングを潤滑させる為に”IN”側のドライブシャフトブーツの中まで

ミッションオイルを溜める構造になっています。

したがって、FIATは

”IN”側のドライブシャフトブーツが破れると

ミッションオイルが、そこから漏れます。


一般的には、ブーツが破れても少々は大丈夫なのですが、
※注 ブーツが破れるとそこからグリスが飛び散ってしまいます。
    その状態で走行を続けるとベアリングにガタが出て、最悪シャフトごと
    交換するはめに・・・ 出費がかさみますので、処置はお早めに。


FIATの場合、グリスより重要なオイルが出てしまうので、放置すると

ミッションオイルが無くなってしまいます。

ミッションオイルが無くなると、もちろん潤滑されなくなったベアリングは

焼けつきます。その結果、こうなります。

この車も、ミッションを降ろす前にドレンを外してミッションオイルを抜こうとしても、
ほとんど出てこなかったらしいですから・・・

これからの作業は、まずベアリング交換。
そしてウチにあるアルファ145の部品取りミッションからイイ部品を頂き、
イイとこ取りミッションを作って、修理完了。

いや~恐ろしいですね~

みなさん!
ドライブシャフトブーツの破れには
気を付けましょう♪

[PR]
by dms1025 | 2012-10-24 17:04 | イタリア車 | Comments(0)